あのちょっとデコボコした包装用シール 懐かしグッズを印刷会社が販売

あのちょっとデコボコした包装用シール 懐かしグッズを印刷会社が販売

復刻させたレトロラベル=山形市で2019年11月25日午後2時18分、的野暁撮影

 山形市の印刷会社「文昇堂印刷」=渡辺正昭社長(61)=が、昭和30年代を中心に包装紙を留めるシールなどに使われていた凹凸のあるラベルを、活版印刷で「昭和レトロラベル」として復刻させた。12月3日から受注を始める。若者を中心に見直されている「昭和レトロ」のブームも追い風に、渡辺社長は「思わず触ってみたくなる人間味のあるラベルです」とアピールしている。

 中小企業の売り上げ向上などに取り組む「山形市売上増進支援センターY―biz(ワイビズ)」に相談した際、「歴史ある会社には必ず宝物がある」と言われた渡辺社長は、祖父で昭和初期に創業した豊太郎さん(故人)の昭和20〜30年代のラベルコレクションを発見。デジタル化で失われつつあるアナログ感の魅力を伝えようと考えた。

 当時は職人が型を彫るなど手間と費用がかかっていたが、今回は約30年前から会社にあった印刷機を使い、埼玉県内の刃型製版会社の協力も得て型を作るコストを削減。ラベルの周囲に細い輪郭線が印刷されて立体感のある、当時に近いラベルを復刻させた。既に、ワイビズを通じて山形市内の3社が連携して10月に発売した「山形三ツ星カツサンド」のラベルにも使われている。

 基本料金は5センチ四方の1色印刷で2万円(税別、紙代・印刷代・データ代を除く)。納期は約3週間。問い合わせは同社(023・686・5105)。【的野暁】

関連記事(外部サイト)