馬毛島買収合意 政府が正式発表 米艦載機訓練の移転候補地

馬毛島買収合意 政府が正式発表 米艦載機訓練の移転候補地

馬毛島=鹿児島県西之表市で2018年12月15日、本社ヘリから青木実撮影

 菅義偉官房長官は2日の記者会見で、政府が米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転候補地として地権者と交渉を進めていた馬毛(まげ)島(鹿児島県西之表市)について、約160億円で買収することで合意したと発表した。今後は訓練の移転に向けて地元への説明を進める。

 菅氏は「FCLPの施設の確保は安全保障上の重要な課題であり、早期に恒久的な施設を整備できるよう取り組む」と話した。防衛省と、島の大半を所有する「タストン・エアポート社」(東京都)の間で11月29日に「一定の合意に達した」と述べた。価格の160億円について「適正と考えている」としたが、積算根拠は示さなかった。

 騒音が伴うFCLPは、現在は東京都・硫黄島で実施している。訓練の移転について、西之表市では八板俊輔市長が「地元の理解を得られていない段階だ」として慎重姿勢を表明。菅氏は「地元の理解と協力が大事。正式に買収できたら、丁寧に説明をしたい」と話した。【田辺佑介】

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