52日ぶりみんなと元の教室に 台風19号で浸水被害の郡山・小泉小

52日ぶりみんなと元の教室に 台風19号で浸水被害の郡山・小泉小

久しぶりに戻った校舎で校歌を歌う郡山市立小泉小の子どもたち=福島県郡山市富久山町北小泉で2019年12月2日午前8時25分、笹子靖撮影

 台風19号による浸水被害のため近隣の小中学校で授業を行っていた福島県郡山市立小泉小学校(富久山町北小泉、児童数54人)が2日、元の校舎で52日ぶりに授業を再開した。久しぶりに自分たちの教室に戻った児童は、ほっとした様子で笑顔を見せた。

 同小は近くを流れる阿武隈川の氾濫で校舎が床上浸水して使えなくなり、児童は10月23日から同市立明健小、明健中に分かれて集団でバス通学し、空き教室で授業を受けてきた。被災した校舎の消毒や修繕、グラウンド整備などの復旧作業が完了したため自校に戻った。

 この日は午前7時半ごろから、児童が次々に登校した。3年生の男子児童は「教室が前よりきれいになっていて、びっくりした」。被災当時、自宅周辺が浸水して家族5人が一時孤立したという6年生の佐藤理央奈さん(12)は「帰って来ることができて本当にうれしい」と話した。

 全校集会では山本浩校長が「つらことがたくさんあったが、皆さんとここでまた会うことができた。これからも一緒に、一生懸命やっていきましょう」と呼び掛けると、子どもたちは「はいっ」と元気に答えていた。

 台風被害で同様に校舎が使えなくなり、近隣小中学校の教室を借りて授業を続けている市立赤木小(赤木町、児童数281人)と市立永盛小(安積町日出山、同298人)の2校も今月下旬には復旧作業を終え、自校での授業再開を目指している。【笹子靖】

関連記事(外部サイト)