別府温泉巡り 9600回超入浴の71歳に名誉博士号

別府温泉巡り 9600回超入浴の71歳に名誉博士号

温泉巡りの71歳に名誉博士号

別府温泉巡り 9600回超入浴の71歳に名誉博士号

手ぬぐいで作った「名誉学位記」を持つ指原さん=別府大提供

 温泉文化の向上に功績があったとして、別府大(大分県別府市)は、別府八湯の温泉巡りで延べ9600回以上入浴した指原勇さん(71)へ名誉博士号を贈った。

 同大は地元の温泉文化の発展に寄与するため「別府温泉大学」の名誉博士号の制度を発足させ、第1号に指原さんを選んだ。

 別府出身の指原さんは、東京の電気通信の会社に勤務してアジアやアフリカに約20年間滞在。定年退職した60歳から2年がかりで日本各地の主な温泉地を踏破したという。

 62歳から故郷・別府の温泉巡りを始め、市観光協会などが実施する「別府八湯温泉道」のスタンプラリーに参加。別府の88の温泉を何度も巡ることで名人、永世名人、名誉名人へと称号を上げていった。2016年には88巡(延べ7744回入浴)して最高位の初代「泉聖」に認定された。同大の公開講座「温泉学概論」も受講して勉強を続けている。

 別府の温泉巡りは、1日1湯のペースで進み、すでに110巡目。東京の自宅と別府の実家を航空機で往復しながら続けてきたが、現在は別府市内に部屋を購入し、2カ月のうち1カ月半は別府、残りを東京で過ごしているという。

 語呂合わせで「いい風呂の日」の11月26日、同大で授与式があり、飯沼賢司学長が手ぬぐいで作った名誉学位記などを手渡した。

 指原さんは「別府八湯温泉道で、最高位に到達した時は『老後の目標の一つがこれで終わりか』と思ったが、そのあとにもう一つ、ご褒美が残っていたんですね。温泉は私の元気の源。毎日の入浴が生きがいです」と話した。【大島透】

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