「公文書クライシス」大場記者らを表彰 早稲田ジャーナリズム大賞

「公文書クライシス」大場記者らを表彰 早稲田ジャーナリズム大賞

早稲田ジャーナリズム大賞の贈呈式で表彰状を受け取る大場弘行記者(右)=東京都新宿区で2019年12月3日午後6時17分、喜屋武真之介撮影

 優れたジャーナリズム活動を顕彰する早稲田大の第19回「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」の贈呈式が3日、東京都新宿区のホテルで開かれた。キャンペーン報道「公文書クライシス」で公共奉仕部門の大賞を受賞した毎日新聞社会部の取材班を代表し、大場弘行記者(現東京本社特別報道部)に賞状と記念メダルが贈られた。

 キャンペーンは2018年1月に始まり、これまで約70本の記事が掲載された。中央省庁の公用メールが廃棄され、首相と省庁幹部の面談記録が作られていない事実を報じ、情報公開制度が骨抜きにされている実態を浮き彫りにした。

 贈呈式で大場記者は「公文書の危機は民主主義の危機そのものだと考え取材を続けてきた。ブラックボックス化された権力機構の内実を伝えることは、新聞という活字メディアの記者の使命だと思っている」と話した。

 選考委員を代表して登壇したアナウンサーの山根基世さんは、報道について「国民を覚醒させてくれた。引き続き根気よく報道してほしい」と講評した。【巽賢司】

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