花粉症の共同研究巡り収賄容疑 岸和田市民病院の医師を逮捕

花粉症の共同研究巡り収賄容疑 岸和田市民病院の医師を逮捕

大阪府警本部=藤田剛撮影

 大阪府岸和田市の市立岸和田市民病院の共同研究を巡り、便宜を図った見返りに現金20万円を受け取ったとして、大阪府警捜査2課は4日、同病院呼吸器センター長で医師の加藤元一(もとかず)容疑者(62)=同府池田市=を収賄容疑で逮捕。東京都豊島区の一般社団法人「医療健康資源開発研究所」の代表理事、小嶋純容疑者(63)=さいたま市=を贈賄容疑で逮捕した。

 加藤容疑者の逮捕容疑は今年4月23日、病院が法人と実施する花粉症の共同研究で、病院の審査手続きなどがスムーズに進むよう便宜を図った見返りに、現金20万円を銀行口座に振り込ませて受け取ったとしている。府警は2人の認否を明らかにしていない。

 捜査2課や病院によると、この共同研究は加藤容疑者が3月、病院に申請して倫理委員会で承認された。委員会は病院の医師や外部有識者ら9人で構成し、加藤容疑者は入っていなかった。法人が10万円の研究費を負担し、花粉症の改善効果に関する臨床研究を行ったという。

 加藤容疑者は呼吸器内科が専門で、2016年から呼吸器センター長。病院は「事実確認し、厳正に対処したい」とのコメントを出した。【藤河匠、加藤栄】

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