琵琶湖博物館のバイカルアザラシ「マリ」死ぬ 妊娠で腎不全か

 滋賀県立琵琶湖博物館(同県草津市)は4日、人気のバイカルアザラシ「マリ」(雌、16歳)が3日に死んだと発表した。2カ月前に妊娠が確認され、死産や流産が多い種で妊娠がうまくいかないことも多く、慎重に経過を観察していた。同館のバイカルアザラシは、マリのパートナー「バイ」(雄、16歳)のみとなる。

 バイカルアザラシはロシア・バイカル湖の固有種で世界で唯一、淡水のみで生息するアザラシとして知られる。マリは2016年に同館がリニューアルした際の目玉の一つとして、バイと一緒に水族館「マリンワールド海の中道」(福岡市)から“引っ越し”。特徴的な大きな目と丸っこい体形から、人気者となっていた。

 同館によると、マリは過去にもマリンワールドで、疑いを含めて2回流産していた。今年10月に妊娠を確認したが、今月2日夕から食欲不振が見られ、3日午前8時ごろに死んでいるのが確認された。死因は調査中だが、妊娠で腎臓に負荷がかかり、急性腎不全になった疑いがあるという。

 同館の担当者は「本当に残念だ。今後はバイカル湖の生き物を知る、貴重な資料となるような形を考えたい」と話した。マリのお別れ会は、現時点では予定されていない。【成松秋穂】

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