東京五輪・パラ:マスコットに街の声…子どもの記憶に残る

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は7日、大会マスコットの最終候補3作品の発表会を開いた。大会で初めて全国の小学校のクラスごとに1票を与える投票で決定することになり、最多得票の作品が選ばれる。投票は11日から来年2月22日まで行われる。採用作品は来年2月28日に発表され、名前は来夏に決まる。

 最終候補の3案について、投票する小学生や親、祖父母の世代などに街で声を聞いた。デザインそのものの以上に小学生が参加することで大会の記憶が残ることをへの共感だ。

 選手村の建設が進む東京都中央区の晴海にある区立月島第三小6年、深井亜沙美さん(12)は「『ウ』は日本らしくて、『ア』は近未来という感じで、選ぶのが楽しみ。五輪・パラリンピックを実感できる機会があってうれしい」と笑み。最終候補発表会に参加した渋谷区立加計塚小5年の門口春菜さん(11)は「三つとも日本の文化を取り入れてすごい。いつもは大人が決めることを子どもが選べて光栄です。歴史に残る作品を選びたい」と意気込んだ。

 1964年、2020年の2度の五輪で会場となる国立代々木競技場に隣接するフットサルコートで、小学3年の長男の練習を見守っていた東京都文京区の主婦、柏原佐紀子さん(36)は「普段、五輪・パラリンピックに触れることはないので貴重な機会。子どもの記憶に残るし、愛着もわきます」と目を細めた。同所で小学生のサッカースクールのコーチを務める成田龍希さん(22)は「子どもが五輪に興味を持ち、24年や28年の五輪を目指すきっかけになってくれれば」と期待している。小学生2人の孫を持つ東京都台東区の大津花子さん(71)も「64年はテレビで見ただけだったが、今も興奮を忘れられない。孫には五輪に関わる経験をいっぱいさせてあげたい。子どもの素直な感覚で決めてほしい」と賛同した。

 海外メディアも「日本ではマスコットが文化の一部。投票は大きな関心を呼ぶ」と報じた。米国ワシントン州から東京・秋葉原へ旅行に来ていたスティファニー・マルティンさん(26)は「どれも個性的だけど、『ウ』が日本っぽくて可愛い。子どもが選ぶなんて、日本はファンタスティック(素晴らしい)。また3年後に来たい」と期待していた。【小林悠太、村上正】

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