送迎バス死亡 福岡県など「改善不十分」 園に報告書再提出指示

送迎バス死亡 福岡県など「改善不十分」 園に報告書再提出指示

福岡県と中間市から改善勧告を受けた双葉保育園=福岡県中間市で2021年8月31日午前11時半、奥田伸一撮影

 福岡県中間市の双葉保育園で、園児の倉掛冬生(とうま)ちゃん(5)が送迎バス内に取り残され熱中症で死亡した事件で、保育園側は10日、児童福祉法などに基づき県と市が出した改善勧告に対する報告書を提出した。園児の出欠確認の徹底や、園長らの責任の明確化などを報告したが、県と市は「改善が不十分」として14日までに再提出するよう求めた。

 県によると、園全体の管理体制の総括や体制見直し、園長による出欠確認の徹底といった部分で記載が不十分だった。県は園長の他に、主任保育士らの責任を明確化することも求めた。

 また県と市は9日から、「園児への不適切な対応があったとの訴えが複数あった」として、園への特別監査を始めた。関係者によると、保護者アンケートや園側への調査で特定の場所に園児を閉じ込めるといった事案の証言があったという。事件とは別の事案とみており事実確認を進める。

 事件は7月29日に発生。朝に保育園の送迎バスで登園した冬生ちゃんが夕方までバス内に取り残され、熱中症で死亡した。県と市は8月末、安全管理体制や園児の出欠確認の徹底などを求める改善勧告を出していた。【光田宗義、奥田伸一】

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