ウミガメの赤ちゃん440匹誕生 8月下旬からふ化ラッシュ 和歌山

ウミガメの赤ちゃん440匹誕生 8月下旬からふ化ラッシュ 和歌山

4年ぶりに生まれたアオウミガメの赤ちゃん=串本海中公園センター提供

 和歌山県串本町の串本海中公園センター水族館で、ウミガメの赤ちゃんの誕生がピークを迎えている。14日までに約440匹が生まれた。一部を館内で公開している。

 センター内の人工砂浜で、6月上旬〜7月末に18回の産卵を確認した。産み付けられた卵は、8月23日からふ化が始まった。これまでにアカウミガメ約370匹、アオウミガメ約70匹が生まれた。同館には、産卵するアオウミガメは一頭しかいない。アオウミガメが誕生するのは4年ぶりのことになる。

 同館によると、生まれたばかりの赤ちゃんは、アカウミガメが甲羅の長さ4・5センチ、体重20グラム。対してアオウミガメは5・0センチ、30グラムと一回り大きい。栄養状態のよい飼育下では、両種とも10年ほどで1メートル以上、100キロ超となる。館内では両種の赤ちゃんを公開している。吉田徹副館長は「違いを見比べながら、小さくてかわいい時期のウミガメを見てもらいたい」と話す。

 同センターは1995年、絶滅が危惧されるアカウミガメの飼育下の繁殖に成功。2020年には第3世代(ひ孫世代)の繁殖にも成功した。いずれも世界で初めてのことだった。【山口智】

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