ワクチン「効果不明」とのチラシ 臼杵市議、マスクせず子供に配布

ワクチン「効果不明」とのチラシ 臼杵市議、マスクせず子供に配布

子どもたちにチラシを配布し厳重注意を受けた大分県臼杵市の若林純一市議=臼杵市役所で2021年9月14日午後0時55分、衛藤親撮影

 大分県臼杵市の若林純一市議(61)が8月下旬〜今月初め、新型コロナウイルスのワクチンについて「本当に必要ですか?」などと記載されたチラシを、市内の中学校周辺などでマスクをせず子どもたちに手渡していたとして、市議会は14日、全員協議会を開き、若林市議を厳重注意すると決めた。

 議会事務局などによると、若林市議は子どもへのワクチン接種停止を求めて署名活動をしている団体が作成したチラシを中学校や駅周辺で配布。チラシには「未成年に対して接種するメリットはあるのか」「感染予防効果は不明」などの主張が記載されていた。

 市や議会事務局などに「子どもが怖がっている」などと苦情や抗議の電話が相次いでいた。若林市議は取材に「子どもたちは感染しても重症化しない。一方でワクチンは長期的な安全性が不明。打つかどうかは保護者の判断だが、必要な情報を伝えたいと思った」と話した。

 福岡大病院の高田徹教授(感染制御学)は「ワクチンによる重症化予防効果は認められている。若い人でも、感染後に後遺症が残る頻度や程度が改善するという海外のデータもある」としている。【衛藤親、吉住遊】

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