池袋暴走 飯塚被告、控訴しない意向周囲に伝える「罪償いたい」

池袋暴走 飯塚被告、控訴しない意向周囲に伝える「罪償いたい」

事故が発生した現場=東京都豊島区で2019年4月19日午後1時26分、本社ヘリから

 東京・池袋で2019年4月、暴走した乗用車にはねられた母子ら11人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)に問われ、東京地裁で禁錮5年の実刑判決を受けた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告(90)が控訴しない意向を周囲に伝えた。「遺族に申し訳ない。控訴せず、罪を償いたい」と話しているという。関係者が15日、取材に明らかにした。

 飯塚被告はアクセルとブレーキの踏み間違いを否定し、「車両の不具合が事故の原因」と無罪を主張したが、2日の東京地裁判決は、飯塚被告の車両に残されたデータや目撃証言などから、アクセルとブレーキの踏み間違いが事故原因と認定。その上で「被告の過失は重大で、遺族の処罰感情はしゅんれつだ」とし、90歳と高齢であることを考慮しても実刑が相当と判断した。

 事故で妻真菜さん(当時31歳)と長女莉子ちゃん(同3歳)を亡くした松永拓也さん(35)は「遺族に寄り添った判決だ」として控訴しないよう求めていた。【近松仁太郎、遠藤浩二】

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