食べられる石炭? 「特急つばさ」60年、作業所と高校生コラボ

食べられる石炭? 「特急つばさ」60年、作業所と高校生コラボ

焼き上がった石炭クッキー=山形県新庄市で、長南里香撮影

 「特急つばさ」の運行60年を記念し、山形県新庄市の高校生らがコラボした「ゆめ鉄クッキー」が23日に発売される。石炭そっくりのクッキーが、蒸気機関車のイラストを彫り込んだガラス瓶に入った土産品だ。携わった高校生らは「新庄の思い出になれば」と期待を寄せている。【長南里香】

 クッキーは、竹炭パウダーを使って、手で成形したソフトタイプ。同市十日町の小規模作業所「すぎのこハウス」が手掛けた。担当する柴田さゆりさん(52)と柏倉由利さん(42)は「竹炭の割合が難しかったが、雰囲気が出た」と自信をのぞかせる。

 一方で、ガラス瓶を微細な砂を吹き付けるサンドブラスト加工で製作したのは、県立新庄神室産業高の機械電気科3年の高橋悠斗さん(18)ら3人。高橋さんと柴田海さん(18)は「学校のPRになり、来年も続いてほしい」。2年の渡部丞太郎さん(16)も「学んだ技術が生かせた」と口をそろえて喜ぶ。

 特急つばさは、1961年に山形と上野を結んで運行が始まった奥羽本線を代表する昼行特急。92年の山形新幹線開業で、名前が引き継がれ引退した。

 運行60年を迎えた今年、新庄駅に併設された最上広域交流センター「ゆめりあ」を運営する最上広域市町村圏事務組合が、築100年以上の赤れんが機関庫などが残る駅周辺を鉄道を活用して活性化しようと企画した。限定100個で1個500円(税込み)。問い合わせは、もがみ物産協会(0233・28・8886)。

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