京王線襲撃 再逮捕の容疑者「死者が出ず、落ち込んでいる」

京王線襲撃 再逮捕の容疑者「死者が出ず、落ち込んでいる」

京王線国領駅に停車した電車を調べる捜査員ら=東京都調布市で2021年11月1日午前0時20分、宮武祐希撮影

 東京都調布市内を走行していた京王線の特急電車内にいた乗客17人が重軽傷を負った事件で、警視庁調布署捜査本部は22日、住所不詳、無職の服部恭太容疑者(25)=乗客の男性(72)への殺人未遂容疑で逮捕=を別の複数の乗客に対する殺人未遂と、車内に火を付けたとする現住建造物等放火の両容疑で再逮捕した。「死刑になるための有効かつ効率的な手段として多くの人を惨殺する計画を実行した」と供述している。

 捜査本部によると、服部容疑者はライター用オイルをペットボトルなどに入れて持ち込み、そのうち2リットル容器1本を乗客にかけるなどした後、550ミリリットル容器2本を使って車内を燃やしたとみられる。「(事件直前に宿泊していた)ホテルの浴槽でペットボトルに入れた水をまいて練習した。火をつけて多くの乗客を殺そうと思った」と説明。死者が出なかったことについては「残念な気持ちで落ち込んでいる」と話し、反省や被害者への謝罪の言葉はないという。

 再逮捕容疑は10月31日午後7時55分ごろ、布田―国領間を走行中の京王八王子発新宿行きの上り特急電車(10両編成)の5号車で、ペットボトル3本に入れたライター用オイル約3リットルをまきちらし、点火したオイルライターを投げつけて都内に住む女性会社員(60)ら複数の乗客を殺害しようとしたほか、床面約0・1平方メートルを焼損させたとしている。【最上和喜、鈴木拓也、木原真希】

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