ツチクジラ水揚げ 2年連続の不漁、解体見学できず 千葉・南房総

ツチクジラ水揚げ 2年連続の不漁、解体見学できず 千葉・南房総

ツチクジラを解体する外房捕鯨の社員たち=千葉県南房総市和田町の和田漁港で2021年11月20日午前8時42分、平井桂月撮影

 関東で唯一の小型沿岸捕鯨基地である千葉県南房総市和田町の和田漁港で20日、ツチクジラが水揚げされた。今年9頭目の捕獲だが、2020年も9頭にとどまっており、2年連続の不漁となっている。

 同市の捕鯨会社「外房捕鯨」が19日に捕獲した。肉を熟成するために海中に18時間置き、20日午前8時半ごろ引き揚げた。体長10・45メートルのオスで、10月31日に秋の操業を開始した後、初の水揚げとなった。

 ツチクジラの捕獲枠は26頭だが、今年は7月上旬から8月上旬の夏の操業では8頭しか捕れず、2年連続でここ数年では最も少ない捕獲となっている。このため、今年は20年以上継続していた地元小学生の解体見学が実施できていない。操業は11月末までを予定している。

 庄司義則社長は「最近は夏の高水温や台風で海況が悪く、クジラを発見しにくくなっている」と話している。【平井桂月】

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