SL銀河、23年春で引退 老朽化「断腸の思い」 JR東盛岡支社

SL銀河、23年春で引退 老朽化「断腸の思い」 JR東盛岡支社

盛岡駅を出発するSL銀河=盛岡市の盛岡駅で2021年8月21日午前8時0分、松本ゆう雅撮影

 JR東日本盛岡支社は19日、蒸気機関車「SL銀河」の運行を2023年春に終了すると発表した。

 SL銀河は、東日本大震災後の14年4月から、復興支援と地域の活性化を目的に釜石線の釜石―花巻間で土日を中心に運行。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をイメージした車体は県内外のファンから親しまれてきた。

 しかし、客車が老朽化し、修繕用部品の調達も困難となっていたことから、23年6月の点検を前に終了を決めた。同社の久保公人支社長は「運行のたびに地元の方々が一体となって盛り上げていただいた。運行終了の判断は断腸の思いだ。復興支援や釜石線の観光活性化などは今後も継続していきたい」と話した。

 客車を引っ張る機関車は1972年まで山田線などで使われ、引退後は盛岡市内の公園に展示されていた。運行のため約1年かけて整備され、運行開始から今月14日までに約5万7000人が利用した。

 同社によると、23年春までは通常通り土日に運行し、SL銀河を活用したイベントなども計画。終了後は新たな観光列車の運行を予定しているという。【松本ゆう雅】

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