世界最高齢で無寄港の太平洋横断に挑戦へ 海洋冒険家・堀江謙一さん

世界最高齢で無寄港の太平洋横断に挑戦へ 海洋冒険家・堀江謙一さん

単独太平洋横断への意気込みを語る堀江謙一さん=東京都内で2021年11月24日午後1時46分、松本晃撮影

 世界で初めてヨットによる単独太平洋横断に成功した海洋冒険家の堀江謙一さん(83)が2022年、無寄港での太平洋横断に再び挑戦する。成功すれば、世界最高齢での達成になるという。堀江さんは24日に東京都内で記者会見し、初の単独太平洋横断をつづった航海日記の題名を挙げて「『太平洋ひとりぼっち』から60年の節目。全力を尽くして頑張る」と意気込みを語った。

 来年3月に米国のサンフランシスコを出発し、約3カ月かけて兵庫県西宮市の新西宮ヨットハーバーを目指す。1962年に23歳で初めて単独で太平洋横断に成功したのと逆の航路。ヨットの船体の長さも当時の「マーメイド号」と同じ5・83メートルで挑む。今回は太陽光パネルを搭載し、無線や航海用のランプを自家発電でまかなう。

 堀江さんは「60年後に同じ航海をするとは考えていなかった。人生100年時代になって、有効に活用したい」と話した。83歳で挑戦を決めた理由を「100歳まで航海を続けるつもりだが、今、元気なのでチャンスを逃してはいけないと思った」と説明した。航海への準備も「体は鍛えていないが、暴飲暴食しないよう気をつけている。ヨットの操縦に筋力は必要ない。人としての健康さえ維持していれば、問題なく操作できる」と自信を見せた。

 堀江さんは大阪市出身。大阪・関大一高ヨット部で船の操作を学んだ。過去の航海では1973〜74年には無寄港での世界一周を達成。92〜93年にかけては足こぎボートでハワイから沖縄への単独航海を達成するなど、多くの挑戦に成功してきた。08年に、波の力を利用する波浪推進船でハワイから紀伊水道を横断して以来、14年ぶりの航海となる。【松本晃】

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