傷害事件捜査で別人のデータ誤取得、容疑者特定できず 大阪府警

傷害事件捜査で別人のデータ誤取得、容疑者特定できず 大阪府警

大阪府警本部

 南海難波駅(大阪市中央区)の改札で起きた傷害事件を巡り、大阪府警南署が容疑者と異なる人物の改札機利用データを誤って取得していたことが、府警への取材で判明した。ミスに気付いた時はデータの保存期間が過ぎており、容疑者を特定できなかった。南署は被害届を出した40代の男性会社員に謝罪し、現在も捜査を続けている。

 南署によると、会社員は2020年7月20日朝、難波駅の改札を出ようとした際、割り込んできた男性にひじ打ちされて腹部を打撲した。会社員が翌21日に被害届を出したため、南署は傷害容疑で捜査を始めた。

 捜査員が数日後に改札機の利用データを調べた際、容疑者とみられる男性の直前に改札を通過した人物の情報を誤って取得。約4カ月後にこの人物に事情を聴いたところ、事件と無関係だったことが判明した。南署は履歴を調べ直そうとしたが、2カ月間の保存期間が既に過ぎ、データは消えていたという。

 南署の香川純也副署長は「反省すべき点があったことは真摯(しんし)に受け止め、捜査を尽くしたい」と話した。【山田毅、古川幸奈】

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