「家族性膵がん」って? 27日にウェブセミナー 患者支援団体

「家族性膵がん」って? 27日にウェブセミナー 患者支援団体

写真はイメージです=ゲッティ

 膵臓(すいぞう)がんの患者支援団体NPO法人「パンキャンジャパン」は27日、膵臓がんのリスクが高いとされる「家族性膵がん」に着目したウェブセミナー「家族性膵がんサミット」を初めて開催する。膵臓がんは診断も治療も難しいとされる難治性のがんだが、家族でかかった人がいるなどリスクを知ることで、早期発見につなげられることを知ってもらうのが狙いだ。

 膵臓がんの5年生存率は12%とがんの中で最も低い。ただ、進行度によって5年生存率は大きく変わり、初期のステージ1では48%だが、最も進行したステージ4では2%となる。

 「家族性膵がん」は、父母、兄弟や姉妹、子どもに2人以上の膵臓がん患者のいる家系の人に発症するがんで、膵臓がんの5〜10%が相当する。こうした家系の人は一般の人よりも膵臓がんになるリスクが6倍以上高く、50歳未満で発症した家族がいる場合は9倍を超えるとされる。

 パンキャンジャパンの真島喜幸理事長は、2006年に40代の妹を膵臓がんで亡くした。「家族性膵がん」の存在を知り、自身も経過観察を続けたところ、6年後にごく早期の膵臓がんの疑いが分かり膵臓を全部摘出した。

 国内では日本膵臓学会が「家族性膵がん」の登録制度を設けて研究を進めている。サミットではこうした説明に加え、医療従事者と膵臓がん患者や家族、遺族らの交流会も予定している。真島さんは「リスク因子のある人には、それを逆手に取って早期発見につなげてもらえるようにしたい。いい知識を持ってもらえる機会としたい」と広く参加を呼びかける。

 詳細はパンキャンジャパンのウェブサイト(https://www.pancan.jp/index.php?option=com_content&view=featured&Itemid=464)。事前登録はhttps://ws.formzu.net/fgen/S18461016/から。【横田愛】

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