北海道の看護学院パワハラ 教員4人を保健所異動 保護者「免職を」

北海道の看護学院パワハラ 教員4人を保健所異動 保護者「免職を」

北海道庁=石川直人撮影

 北海道江差町の道立江差高等看護学院の学生らが教員からパワーハラスメントを受けたと訴えている問題で、管轄する道は24日、パワハラに関与した副学院長ら教員4人を学院外の江差保健所で勤務させると発表した。発令は同日付。

 道は今回の異動について「兼務在勤発令」としている。4人は学院の教務事務を本務とするが、授業や学生への対応を行わず、学院運営の意思決定には関与しない。兼務となった江差保健所で勤務し、新型コロナウイルスの相談や療養者の健康観察などを担当する。道保健福祉部は「学院内で関与した教員と学生との接触はなく、学生の心情に配慮し、学習環境の改善を最優先とした」としている。

 同学院でのパワハラを巡っては先月、道が設置した第三者調査委員会が、2015〜20年度にあった教員の行為34件をパワハラと認定。函館弁護士会は積極的な人事権行使などで学院の組織改革を進めるよう道に求める会長声明を出していた。

 一方、被害学生の保護者らでつくる「江差高等看護学院の正常化を求める父母の会」は関与した教員の懲戒免職も強く求めている。道人事課は懲戒処分について、事実関係の把握など審査の手続きがあり、「(処分の)決定時期は現段階で未定」としている。【真貝恒平】

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