兵庫放火・兄弟死亡 逮捕の伯父「父の外出待ち火を付けた」

兵庫放火・兄弟死亡 逮捕の伯父「父の外出待ち火を付けた」

送検される松尾留与容疑者(中央)=兵庫県加古川市の県警加古川署で2021年11月26日午前8時21分、久保玲撮影

 兵庫県稲美町で住宅が全焼し、小学生の兄弟2人の遺体が見つかった放火事件で、殺人と現住建造物等放火の容疑で逮捕された伯父の松尾留与(とめよ)容疑者(51)が「(兄弟の)父が外出するのを待って火を付けた」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で判明した。県警は松尾容疑者が放火する機会をうかがっていたとみている。

 全焼した木造2階建て住宅には、死亡した小学6年の松尾侑城(ゆうき)さん(12)と、1年の眞輝(まさき)さん(7)、40代の母と50代の父、母の兄にあたる松尾容疑者が5人で暮らしていた。

 事件当日の19日午後11時半ごろ、父は仕事が終わった母を迎えに車で外出。松尾容疑者は同36〜42分ごろに放火し、住宅を全焼させて就寝中だった小学生の兄弟を殺害した疑いが持たれている。

 県警は26日、松尾容疑者を送検。兄弟が死んでもかまわないという「未必の故意」があったとみている。

 逮捕後、「ガソリンを使って火を付けた」という趣旨の供述をしており、松尾容疑者のものとみられる布団の燃えかすからガソリン成分が検出された。駐車場からは農機具用のガソリン携行缶も見つかった。

 県警は松尾容疑者が兄弟の父が外出するのを見計らい、布団などにガソリンをまいて火を付けた可能性があるとみて詳しい動機を調べる。【村田愛、巽賢司】

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