アベノマスクの一般配布、希望者が殺到 受け付け2週間延長

アベノマスクの一般配布、希望者が殺到 受け付け2週間延長

倉庫に保管されたままになっている国が用意した布マスク=東京近郊で2021年12月1日午後2時33分、大西岳彦撮影

 厚生労働省は11日、大量在庫が問題になっている布マスク「アベノマスク」について、一般に配布を受け付けたところ申し込みが相次いだため、14日までの募集期間を28日まで延長すると発表した。今月6日までに約8万5000件の申し込みがあったという。厚労省はウェブサイトに配布の要項を掲載している。

 詳しい枚数は集計していないが、配布は100枚単位で受け付けており、少なくとも約850万枚の希望があったことになる。個人の希望が多かったという。余剰のマスクは約8000万枚(約115億円)で、希望者に配ったとしても大量に残る可能性があるため、同省の担当者は「途中で打ち切らず、希望者にはできるだけ配布したい」としている。

 アベノマスクは新型コロナウイルス対策で当時の安倍政権が2020年に調達。1世帯につき布マスクを2枚配布する政権肝いりの事業だった。しかし、一部に汚れやカビ、虫の混入などの不良品が相次いで見つかったほか、「不要」として送り返されるケースもあった。

 20年8月〜21年3月までの保管料は6億円に達している。岸田文雄首相が昨年12月、21年度中の廃棄を指示するとともに、配布希望者を募ることにした。【神足俊輔】

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