パンダの双子、一般公開 コロナで3日間限定 上野動物園

 上野動物園(東京都台東区)のジャイアントパンダの双子、シャオシャオ(雄)とレイレイ(雌)の一般公開が12日始まった。生後約7カ月の双子の姿を一目見ようと、抽選で当選した観覧客が次々と訪れた。新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、公開は3日間に限定され、地元からは落胆の声も漏れた。

 都は11日から都立の動物園や庭園などを原則休業としており、上野動物園は双子の一般公開のみ、既に予約を受け付けた12〜14日に限って実施。3日間の抽選倍率は348倍に上り、12日は817人が訪れた。観覧客は並んで順番を待ち、屋内展示場では距離を取って約1分間ずつ観覧した。

 双子は体重14キロ超(11日時点)と順調に成長。練馬区のデザイン業、川添尚子さん(55)は「ふわふわでかわいかった。感染拡大で延期になるかもと思っていたので会えてうれしい」。千葉県船橋市の主婦、狩野江里さん(50)は「実際に見たらちょっと泣きそうになった。これからはもっと動画や写真を見てしまいそう」と声を弾ませた。

 上野動物園では職員が観覧客のふりをして双子に手を振るなど、公開に向けて準備をしてきた。大橋直哉・教育普及課長は公開が限られることを残念と話しつつ「ツイッターやホームページで成長の様子を見てほしい」と呼びかけている。

 地元の上野中通商店街振興組合は当初、公開を祝うポスターの掲示などを予定していたが、新型コロナの影響で延期した。同組合の茅野(かやの)雅弘副理事長は「年末年始は客足が戻り始め、コロナが落ち着いてきたと思っていたところだっただけに、がっかりだ。早くコロナが収束してパンダの公開が再開され、上野動物園にも街にも子どもたちの笑顔が戻ってくれることを祈っている」と語った。【竹内麻子、柳澤一男】

関連記事(外部サイト)