エゾシカの群れ 札幌中心部の河川敷に 「静かに見守って」

エゾシカの群れ 札幌中心部の河川敷に 「静かに見守って」

札幌市中心部を流れる豊平川の中州に集まっているエゾシカ(中央下)。奥は豊平区のマンションやビル群=同市中央区で2022年1月12日午後1時41分、貝塚太一撮影

 札幌市中心部を流れる豊平川の河川敷や中州で8日から12日にかけて、複数のエゾシカの姿が目撃されている。エゾシカの群れが札幌都心で確認されるのは珍しく、木々の間から警戒心のこもった視線を向けていた。

 札幌市によると、8日午後10時ごろ、豊平川の中州の北約400メートルの河川敷(同市中央区)で「20頭前後のシカの群れが豊平川を南に移動している」と北海道警を通じて市民から情報提供があった。約2時間後には中州の南約800メートルの河川敷で約20頭が目撃された。毎日新聞の取材では、11日夜に9頭、12日正午ごろに7頭を中州で確認。餌を探すように、地面に鼻先をうずめながらうろついていた。冬場のシカは木の枝や皮などを食べる。

 中州では13日に木々の伐採が予定されている。シカは臆病なうえに餌もなくなるため、この地を離れる可能性もある。道警などは市街地に侵入した場合は対処する方針だが、市の担当者は「河川や山林にいるのであれば静観する。進んで人を襲うことはないので、静かに見守って」と市民に呼びかけている。【谷口拓未、高橋由衣】

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