本因坊戦第1局 文裕が先勝 11連覇へ白星発進 七番勝負

本因坊戦第1局 文裕が先勝 11連覇へ白星発進 七番勝負

第77期本因坊戦第1局を終えて、感想戦で対局を振り返る本因坊文裕=金沢市の金渓閣で2022年5月11日午後9時57分、三村政司撮影

 金沢市の金渓閣で打たれた第77期本因坊決定戦七番勝負の第1局(毎日新聞社・日本棋院・関西棋院主催、大和証券グループ協賛、ダイトクコーポレーション協力)は11日午後9時34分、本因坊文裕(もんゆう)(32)=井山裕太九段=が挑戦者の一力遼棋聖(24)に357手で黒番半目勝ちし、前人未到の11連覇に向け好スタートを切った。持ち時間各8時間のうち残り時間は文裕1分、一力1分。第2局は24、25両日、埼玉県熊谷市の熊谷ラグビー場特別室で開催される。

 序盤から布石のない戦いの連続となった。形勢がめまぐるしく入れ替わる大熱戦を最後は文裕が制した。

 下辺から競り合いが始まった1日目の戦い。一力の封じ手(80手目)は白石の連絡を図りながら黒の大石に迫る「15の十三」のトビだった。文裕は黒81で大石の生きを確保し、その後も辛抱する手が続いた。

 黒89(13の九)から午後の戦いとなったが、大石のフリカワリが絡むコウ争いも読む必要があり、検討陣は「(どう打てばいいか)分からない」と頭を抱える。

 終盤、白170から左辺での戦いに移った。先に秒読みに入った文裕は体を揺らしながら読みに集中する。一力は最後まで粘ったが、あと一歩及ばなかった。【新土居仁昌、武内亮】

本因坊文裕の話

 一手一手先が見えない戦いがずっと続いた。形勢判断も常に揺れ動いていた。勝ちになったと思ったのは小ヨセの最後の最後の段階だ。

一力遼棋聖の話

 かなり細かい(勝負)と感じていて終盤正しく打てばチャンスがあったかもしれない。(次は)もう少しいい内容の碁が打てるよう頑張りたい。

本因坊決定戦第1局を棋譜中継

 「第77期本因坊戦」の特集サイト(https://mainichi.jp/honinbo/2022)で、第1局を棋譜中継しています。パソコン、スマートフォンでお楽しみください。

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