阪神電車でラクGO! 噺家ユニット「五楽笑人」が笑い運ぶ

阪神電車でラクGO! 噺家ユニット「五楽笑人」が笑い運ぶ

「笑いの電車」で乗客を楽しませた五楽笑人のメンバーら。笑福亭鉄瓶さん(中央)が車掌室のマイクで落語を披露した=大阪市北区の阪神大阪梅田駅で2022年5月14日午前11時0分、谷口豪撮影

 阪神電鉄は14日、電車内で落語を楽しめる「笑いの電車」を走らせた。松竹芸能の噺家(はなしか)5人組ユニット「五楽笑人」のメンバーが車掌帽をかぶって出演。乗客約40人は、大阪梅田駅(大阪市北区)から甲子園駅(兵庫県西宮市)までの約35分間、非日常の空間を楽しんだ。

 大阪梅田駅を出発する時、車内には出囃子(でばやし)が鳴った。5人のうち最年長の笑福亭鉄瓶さんが車掌室のマイクを使い、知ったかぶりをする人に腐った豆腐を食べさせる古典落語「ちりとてちん」を披露。阪神電車の歴史やキャッチコピー「“たいせつ”がギュッと。」をうまく盛り込むと、乗客から拍手が起こった。

 鉄瓶さんは「やりきりました。対向電車の音がすごかった。目の前の撮影クルーが笑わない。自分で自分を褒めたい」とぼやき、笑いを誘った。甲子園駅では阪神電車の駅名などをお題に大喜利をした。笑福亭生寿さんは「車窓からの移り変わる景色や、マイクのレトロな音が落語の世界とマッチしていた。落語の可能性、伸び代を感じた」と話した。

 阪神電鉄は、かなえたい夢をSNS(ネット交流サービス)と郵送で募集。1000件以上の応募から「笑いの電車」が実現した。この企画を提案した神戸市の会社員、小山佳也さん(40)は「コロナ禍で笑うことが少なくなっていたので、たくさんの人と同じ空間で笑えてうれしかった」と話した。【谷口豪】

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