40年前の作文、何書いた?49歳、小4時のタイムカプセル開封
2022年05月15日 11時30分 毎日新聞

40年ぶりに地中から掘り出され、開封作業が行われるタイムカプセル=東京都あきる野市の「秋川ふれあいセンター」で
東京都あきる野市で14日、40年前の旧秋川市の市制10周年事業で埋設したタイムカプセルの開封式があった。カプセルには当時の小学4年生の作文などが収められ、式典に参加した元児童を含む約120人が、同級生や自分の書いた作文との“再会”を果たした。
タイムカプセルは秋川市の市制10周年の式典があった1982年5月5日に、現在のあきる野市中央公民館南側の広場に埋められてた。樹脂製の球状で、直径は55センチ程度。将来の自分や地域についてつづった市内8校の当時9〜10歳の小学4年生の作文のほか、秋川市の市勢要覧や写真などを収めた。
秋川市は95年に隣接する五日市町と合併してあきる野市になった。
当時市立東秋留小4年だった古家昭利さん(49)=同市=は「作文のことは忘れていたが、プラモデルを作って友達と遊んだことが書かれてあった。当時を思い出した」と懐かしそうに話した。
掘り出したタイムカプセルに入っていた作文は書いた人たちに返却され、その他のものはあきる野市で保管される予定。【黒川将光】
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