池上彰氏「情報戦、真偽見極め難しい」 メディアの検証にも言及

池上彰氏「情報戦、真偽見極め難しい」 メディアの検証にも言及

ロシア軍によるウクライナ侵攻について語る池上彰氏=名古屋市東区の名城大ナゴヤドーム前キャンパスで

 ジャーナリストの池上彰氏が教授を務める名城大(名古屋市)で報道陣の取材に応じ、ロシア軍によるウクライナ侵攻について「気をつけなければならないのは、情報戦を戦っているということ。結局はどちらも都合の良いように発信する中で、真偽を見極めることが非常に難しい」と語った。

 情報戦について池上氏は「ウクライナが圧勝している。ロシアはすぐに検証できるうそを平気でついている」と語った一方で、「侵攻は絶対許せないことで、ついウクライナ寄りになるが、情報戦においてはウクライナ側にもさまざまな意図がある」と示唆した。

 欧米メディアではウクライナの発表について「当メディアとして確認した訳ではない」などと弁明付きの報道が目立つと指摘。「(各メディアとも)発表のファクトチェックをしている。それぞれの情報戦に巻き込まれないような客観的な報道がどうあるべきなのか、学生にも伝えていきたい」と話した。

 池上氏は2016年4月から同大教授を務め、経済学などを教えている。【川瀬慎一朗】

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