日の丸手に行進、「琉球独立」一団も...複雑な表情の国際通り

日の丸手に行進、「琉球独立」一団も...複雑な表情の国際通り

沖縄の日本復帰から50年が経過した15日の「国際通り」を行き交う人たち=那覇市で2022年5月15日午前9時50分、平川義之撮影

 沖縄は15日、日本復帰から半世紀となった。50年前と同じような雨模様で迎えた節目の日、人々は何を思ったのか。沖縄の一日を追った。

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 15日午前9時、那覇市の国際通り周辺では、強い雨が降る中、観光客が行き交う姿が見られた。銀行に「沖縄復帰50周年」と書かれた懸垂幕が見られるほかは、節目を感じさせるものはない。しばらくすると日の丸を持った一団が行進していった。

 午前11時ごろ、国際通りにつかの間の晴れ間が広がった。今度は「琉球独立」と書いたのぼりを持つグループが通りを歩き始める。参加した70代男性は「基地問題もあり、復帰50年と言っても沖縄にプラスになっていない。本土から虐げられている」と顔を上気させた。東京都港区から出張で来ていた男性会社員(42)は「今の沖縄の状況を考えれば、独立という言葉が出ても仕方がないのかもしれない」と話す。

 土産物店の男性従業員は複雑な表情で騒々しい通りを見つめた。「米軍基地の状況も変わっておらず、復帰50年の実感はない。観光客は増えているけれどコロナで閉めている店も多い」と声を落とした。【中里顕】

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