希少種保護に監視の目 盗掘、盗採防止へ夜間パト 奄美大島

希少種保護に監視の目 盗掘、盗採防止へ夜間パト 奄美大島

希少種を守ろうと始まった合同夜間パトロール=鹿児島県奄美市笠利町で2022年9月13日午後7時22分、神田和明撮影

 世界自然遺産に登録されている鹿児島県・奄美大島で、希少な動植物の盗掘や盗採を防ごうと、環境省などが夜間パトロールを始めた。動植物の捕獲や採取が禁止されている国立公園内では昆虫採集用の違法わなも見つかっていて、希少種の保護に向けて監視の目を光らせている。

 13日夜には環境省や地元自治体、県警奄美署から6人が参加し、島北部の奄美群島国立公園内などを約2時間巡回した。山中で不審なものは確認されなかったが、同省は「クワガタなどが出る時期なので、今後も警戒が必要」とし、10月までパトロールを続ける。

 島内では8月、観光客が国の天然記念物のオカヤドカリ2匹を持ち出そうとした事例があったほか、今年度は国立公園内で違法わなが3個発見された。環境省奄美群島国立公園管理事務所の田口知宏・国立公園管理官は「不審者の目撃情報もあり、引き続き関係機関の連携を強化したい」と話した。【神田和明】

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