台風14号が東北横断、温帯低気圧に 土砂災害に引き続き警戒

台風14号が東北横断、温帯低気圧に 土砂災害に引き続き警戒

台風14号による大雨で冠水した住宅地=宮崎県国富町で2022年9月19日午後3時28分、本社ヘリから上入来尚撮影

 大型の台風14号は20日、日本海沿いを北東に進んで午前4時ごろ新潟県に再上陸し、東北地方を横断したあとに岩手県沖に抜けた。台風は午前9時に温帯低気圧に変わった。気象庁はこれまでの大雨により、土砂災害などの危険が高まっている場所があるとして引き続き警戒を呼びかけている。

 台風14号は18日に中心気圧935ヘクトパスカルと猛烈な勢いで九州を北上。20日午前9時までの72時間雨量は宮崎県えびの市886ミリ、高知県檮原町664ミリと、西日本の広い範囲に大雨をもたらした。その後は徐々に勢力を落としながら北日本へ進み、20日の最大瞬間風速は石川県輪島市で32・9メートルだった。

 総務省消防庁によると、被害は西日本に集中した。宮崎県で2人が死亡、広島県で1人が行方不明。115人が重軽傷を負い、100棟の建造物に破損などの被害が出た。【原田啓之】

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 台風により、伊丹空港や福岡空港など西日本の空港で欠航が相次いだ。日本航空によると、20日は43便が欠航し、乗客約2630人に影響が出た。全日空も同日、30便の欠航を決めている。

 高速道路は首都高11号台場線芝浦ジャンクション(JCT)―有明JCT間が強風のため上下線で一時通行止めとなったが、20日午前8時半ごろまでに解除された。鉄道はおおむね平常通り運転している。【千脇康平】

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