「シン・ゴジラ」樋口真嗣監督が1日警察署長 ロケ地の横浜・旭区で

「シン・ゴジラ」樋口真嗣監督が1日警察署長 ロケ地の横浜・旭区で

1日署長となって交通安全や特殊詐欺防止に向けた啓発をする樋口真嗣さん(右)=横浜市旭区で、園部仁史撮影

 秋の全国交通安全運動が21日から始まるのを前に、大ヒット映画「シン・ゴジラ」などを手がけた映画監督、樋口真嗣さん(56)が19日、神奈川県警旭署の1日署長を務めた。樋口さんは横浜市旭区内で開かれた啓発イベントで、市民らに交通安全や防犯意識の向上などを呼びかけた。

 樋口さんは旭区内がシン・ゴジラのロケ地の一つだったことなどがきっかけで、1日署長に就任した。荒井卓夫・旭署長から委嘱状を手渡された。

 「全国交通安全運動・特殊詐欺撲滅キャンペーン」と題されたイベントでは、普段から自転車に乗るという樋口さんが「歩道を走らず車道を。車は怖いけどヘルメットをかぶれば安心です」と啓発した。特殊詐欺についても「電話で『急にお金が必要』や『ATMで医療費を還付します』などの言葉を聞いたら詐欺」と語った。

 特殊詐欺の昨年の県内の被害額が約25億円だと署員から聞くと「多い。シン・ゴジラとシン・ウルトラマンの二つを作っても、おつりが来てしまう金額」などと返し、市民の笑いを誘いながら会場を盛り上げた。

 イベント後のトークでは「ハリウッド版のゴジラの公開スケジュールがずれたことから、空白の期間でシン・ゴジラが誕生した。契約上、スケジュールがずれなかったら公開できなかった」と制作秘話を紹介。

 また、シン・ゴジラの映画内でゴジラが鎌倉方面から旭区を通って東京方面へと進行したルートを説明。「旭区内の高さ約100メートルの煙突があるゴミ処理場『旭工場』をゴジラに見立てて撮影し、コンピューターグラフィックス(CG)を用いて、迫力あるゴジラを作った」という。【園部仁史】

関連記事(外部サイト)