映画「おかあさんの被爆ピアノ」米映画祭で平和賞 米各地で上映へ

映画「おかあさんの被爆ピアノ」米映画祭で平和賞 米各地で上映へ

映画「おかあさんの被爆ピアノ」の一幕

 被爆したピアノを修復し全国でコンサートを開く広島市安佐南区の調律師、矢川光則さん(70)を題材にした映画、「おかあさんの被爆ピアノ」が、今月米国で開かれた「第17回ロサンゼルス日本映画祭」で平和賞を受賞した。

 映画は2020年に公開された。被爆3世の大学生が、祖母と共に被爆したピアノを引き取った矢川さんを通じ、原爆や被爆について考えを深める物語。映画祭は米国で日本文化への理解を深めてもらおうと続いており、矢川さんの活動を知った日本人が推薦し、今回英語の字幕付きで上映された。

 五藤利弘監督は日本からリモート参加した今月18日(現地時間)の授賞式で「ウクライナ侵攻が起きている今、改めて核はいけないものだと伝えたい」とコメント。受賞を知った矢川さんは「嬉しい。ピアノによる活動が現地でも受け入れられやすかったのだろう」と話した。映画は今後米国各地で上映される。【山本尚美】

関連記事(外部サイト)