裁判員「償う気持ちを持って」 5歳餓死、ママ友に懲役15年判決

裁判員「償う気持ちを持って」 5歳餓死、ママ友に懲役15年判決

福岡地裁=福岡市中央区で2021年5月27日、吉川雄策撮影

 「どんなに長い判決が出ても翔士郎は帰ってこない。翔士郎を、もっともっと抱っこしたかった」。「ママ友」の赤堀恵美子被告に21日、福岡地裁で懲役15年の判決が言い渡されたのを受け、碇利恵被告の母親で亡くなった翔士郎ちゃんの祖母が同日、弁護士を通じて毎日新聞にコメントを寄せ、胸の内を明かした。

 祖母は判決について「翔士郎へのせめてもの償いであり、裁判官、裁判員の皆さまがきちんと事件を見てくれた。翔士郎に報告します」と評価。一方、判決で赤堀被告のうそが認定されたことに触れ「赤堀被告は事件の肝心な真相を何一つ言わなかった。翔士郎を亡くしたことを受け止め、せめて本当のことを言ってほしかった。この判決を受け入れることを願っている」と希望した。

 判決が言い渡された際、上下とも紺色の服に身を包んだ赤堀被告は証言台の前に座り、裁判長側を見ながら内容を淡々と聞いていた。冨田敦史裁判長は、6月の碇利恵被告の判決言い渡しでは「裁判員からの伝言」として「これからの日を強く生きてほしい」と伝えたが、赤堀被告に対しては控訴手続きの説明をしただけで、説諭はなかった。

 判決後、記者会見した裁判員で50代男性は「赤堀被告は真実を話してほしい」と話し、別の裁判員の男性(47)も「早く認めて償う気持ちを持ってほしい」と願った。【平塚雄太、河慧琳】

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