「なぜ救われないのか理解できぬ」 強制不妊訴訟判決に福岡の原告

「なぜ救われないのか理解できぬ」 強制不妊訴訟判決に福岡の原告

支援者らと大阪の集会にオンラインで参加し「残念な判断だ」と手話で訴えた朝倉さん(右)=福岡市内で2022年9月22日午後4時51分、山口桂子撮影

 旧優生保護法(1948〜96年)に基づく不妊手術を強制されたとして、大阪府内に住む70代の夫婦が国に計2200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は22日、旧法を違憲と判断した。横田典子裁判長は不法行為から20年で賠償請求権が消滅する「除斥期間」の適用を認め、原告側の請求を棄却した。

 旧優生保護法を巡る福岡地裁での訴訟の原告で、聴覚障害のある朝倉典子さん(80)=仮名=は22日の大阪地裁での判決後、大阪で開かれた支援者らの集会にオンラインで参加した。朝倉さんは「裁判を起こすまでに時間がかかったのは、聞こえないという障害があるからこそ。それなのに、なぜ救われないのか理解できない。本当に残念な判断だが、諦めずに闘っていきたい」と手話で語った。

 福岡訴訟の弁護団は声明を発表し「原告ら障害者の置かれた実態に目を向けることなく、形式的な判断に終始し、実態を無視した不合理な判断だ」と判決を批判した。【山口桂子】

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