ネットバンキング不正送金 8〜9月に急増 「フィッシング」が原因か

ネットバンキング不正送金 8〜9月に急増 「フィッシング」が原因か

中央合同庁舎第2号館に掲げられる警察庁・国家公安委員会の看板=東京都千代田区で2022年8月25日午後2時38分、北山夏帆撮影

 警察庁は22日、8月から今月15日までのインターネットバンキングでの不正送金被害が254件(被害額計約3億8200万円)に急増していると発表した。金融機関を装った偽の「フィッシングサイト」に誘導するメールが多数確認されており、こうしたサイトに入力したことで盗み取られたIDやパスワードが使われている可能性が高いとみて、心当たりのないメールやショートメッセージサービス(SMS)のリンクをクリックしないよう呼び掛けている。

 同庁によると、ネットバンキングでの不正送金は2019年以降、減少傾向で、今年1〜7月の被害は175件(約4億2700万円)だった。その後、不正送金が急増し、8月は1カ月だけで70件(約2億1300万円)、今月1〜15日は184件(約1億6900万円)の被害が確認された。急増している要因は不明としている。

 フィッシングサイトに誘導するメールなどには「違法なマネーロンダリングの疑い」「不正ログインを検知」といった不安をあおる文面が書かれていることが多いという。【松本惇】

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