【ボケたま記者インタビューA】MCI診断から2年半の軌跡
:デイケアとともに取り組んだ環境調整

【ボケたま記者インタビューA】MCI診断から2年半の軌跡<br>:デイケアとともに取り組んだ環境調整

【ボケたま記者インタビューA】MCI診断から2年半の軌跡:デイケアとともに取り組んだ環境調整

61歳でMCI(軽度認知障害)の疑いを指摘されてから、認知力アップデイケアや自分なりの環境調整に取り組み、認知力回復を成功させた山本さん。具体的にどのようなことを工夫したのか、その内容をお聞きしました。


61歳でMCI(軽度認知障害)の疑いがあるとの診断を受けた山本朋史さん。医師の紹介で、認知機能改善をサポートする「認知力アップデイケア」に通うとともに、生活の中でもさまざまな環境調整を行い、認知力を回復することに成功しました。

そんな山本さんの回復までの軌跡がつづられた「認知症がとまった!?ボケてたまるか 実体験ルポ」は、同じMCIの悩みをもつ人たちに大きな希望を与えています。今回は、そんな山本さんに、具体的にどのような取り組みを行い、どのような効果があったのかお聞きします。

同じ悩みをもつ人が一緒に悩みを解決する「デイケア」―――山本さんが通っていた「認知力アップデイケア」ではどのようなことを行っていたのですか。

デイケアでは、プログラムに共に取り組むことはもちろん、同じ悩みや問題を抱えた人たちが一緒に問題を解決していきます。

「こういうことをやったら良くなるんではないか」ということをお互い話し合ったり自分の悩みを相談したり。そこで友だちができていろいろ話をする、それによって効果が得られるのだと思います。

生活習慣の改善、筋トレで注意力に変化が―――著書では、デイケアのほかに生活環境の調整についても書かれていますね。

MCIから少しでも前の段階に戻れるものであれば何でもしようと思ったので、まず、今までの生活を見直して生活改善をしようと思ったんです。今まで、とんでもない生活をしていたものですから。ほとんど寝なかったり、食事のバランスも悪かったですし、お酒も飲みすぎていましたしね。

ほかにも、青魚がいいとかアロマがいいとか、効果があるといわれるものは何でもやってみました。

―――筋トレが一番効果的だったとか。

MCIでも認知症でも、毎日同じ状態というわけでなく、頭が割合はっきりしている時もあるし、そうじゃ無いときもあるんですね。特に筋トレをやった後というのは頭がスッキリして、私は「すごく効いているな」「脳に刺激が伝わっているんだろうな」と思いましたね。


山本さん自作の紙芝居からの1枚


――――具体的にどのようなことで効果を実感しましたか。

私は注意力がものすごく落ちてしまっていて、ものを忘れてしまったり、電車を乗り過ごしてしまったりということが多かったんですね。それが、注意力が落ちる時間が前に比べるとすごく少なくなったんです。これは、筋トレのほか、いろいろなことをやることによって少なくなったんだと思います。ただ、筋トレでもすべて良くなるというわけではないので、今でもミスはよくしますが。

ミスをしないための工夫もしています。同じミスをしないように自分がしたミスをパソコンのカレンダーに書き込んだり、あとは朝必ず今日の予定をチェックしてダブルブッキングをしないようにしたりとかね。そういった工夫でミスはだいぶ減りました。

ミスを気にしすぎない、前向きになることも大切――――生活の工夫などに前向きに取り組む秘訣はどのようなものですか。

生活習慣の改善や筋トレのほかに、ミスを深刻に考えすぎないことも大切かなと最近思い始めました。失敗したことにくよくよしたり、落ち込んだりすることによって、もっと悪くなったりとか、もっとミスが連続してしまうとか、そういうことが実際にあるんです。

ミスをしても「こういうミスなら笑っちゃおう」っていう対処の仕方も良いのではないかと思いますよ。



山本さんはトレーニングの一環として絵も描かれている


>>>次回最終回は、山本さんが現在取り組んでいることや、同じ思いを抱える人々へのメッセージをお届けします。

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