藤井聡太2冠、順位戦無傷8連勝も昇級は持ち越し

藤井聡太2冠、順位戦無傷8連勝も昇級は持ち越し

21年開幕戦を白星で飾り、感想戦を行う藤井聡太2冠(右)、中村修九段(日本将棋連盟提供)

将棋の高校生プロ、藤井聡太2冠(棋聖・王位=18)が6日、関西将棋会館で行われた第79期順位戦B級2組で中村修九段(58)を94手で下し、無敗の8連勝とした。B級1組への昇級が決まる可能性があったが、昇級争いをしていた棋士が勝利したため、昇級は持ち越しとなった。

終盤にギアチェンジすると、一気に攻め込んだ。21年初対局を白星で飾った藤井は「序盤は少し自信がなかった」と振り返った。76期から参加する順位戦の通算成績は37勝1敗。順位戦19連勝は自己記録を更新した。「1度負けたときは、ここまで積み重ねることができるとは思っていなかった。残り2局が大事なので、結果を残せるようにしたい」。各10局を戦う順位戦B級2組は今期25人が参加し、上位3人がB級1組へ昇級する。8戦全勝で首位をキープした藤井は、次戦に勝てば、上位3人の昇級枠内に入ることが確定する。1期抜けの昇級までマジック1だ。

21年度は棋聖戦と王位戦の防衛戦が控える。さらに新たなタイトルを獲得し、「10代3冠」を目指す。新たな年に18歳が好スタートを切った。【松浦隆司】