都モニタリング会議が警告「非常に危険な状態」

都モニタリング会議が警告「非常に危険な状態」

東京都の新型コロナウイルス感染症モニタリング会議に出席した小池百合子知事(撮影・近藤由美子)

東京都は7日、今年に入って初めて新型コロナウイルス感染症モニタリング会議を開催し、専門家は都の医療体制について「このままの状態だと、非常に危険な状態」と警告した。

現在の増加比約132%が2週間継続すると、1日あたりの新規陽性者数は約1793人になると分析。専門家は「入院率が変わらなければ2週間後を待たず、確保する病床4000床を超える可能性もあり、医療提供体制は破綻の危機にひんする」と指摘した。さらに「通常の医療が逼迫(ひっぱく)する状況はさらに深刻となっており、新規陽性者数の増加を徹底的に抑制しなければならない」と強調した。

今週の感染経路不明者数の割合は約67%で前々週59%、前週62%と上昇傾向が続いている。無症状の新規陽性者は17・9%だった。専門家は「都内全域で急速に感染が拡大しており、日常生活の中で感染するリスクが高まっている」と指摘した。

全療養者数も増加傾向が続き、前回12月29日時点の7652人から1月6日時点で1万2431人と大幅に増加。そのうち、自宅療養者は前回2768人から4901人、入院・療養等調整中が前回1492人から3516人と著しく増加した。小池百合子知事は多摩地域で実施している自宅療養者への食料品提供を今後、都内全域に拡充する方針を示した。

前回の会議に続き、感染状況、医療提供体制ともに、警戒レベルが最も深刻なレベル4の「感染が拡大している」(赤色)を維持した。

この日、東京都医学総合研究所などによるワクチン開発状況が報告された。今後、臨床試験の早期実施を目指す。

政府がこの日、緊急事態宣言の再発令を決定するが、小池氏は「(政府の)方針を踏まえ、都民への呼び掛けをする予定です。テレワークの徹底、午後8時以降の不要不急の外出を控えることなどを柱とした要請、呼び掛けを申し上げる予定です」とし、この日夜に会見を行い、都としての方針を明らかにする予定だ。