安倍首相、東京五輪パラ後の退陣臆測を初めて否定

安倍首相、東京五輪パラ後の退陣臆測を初めて否定

自民党の仕事始めであいさつする安倍晋三首相

安倍晋三首相は7日、自民党仕事始めのあいさつで、来年9月の総裁任期前に自ら退陣する考えはないことを、初めて明かした。

永田町では、今年の東京五輪・パラリンピック後に、首相が任期半ばで辞任するのではないかとの臆測もあるが、自ら否定した形だ。

首相は、物事の達成には時間がかかるたとえ「桃栗3年、柿8年」を持ち出し、第2次安倍政権発足から8年目となる今年の抱負に言及。「3年前のあいさつでは『柿8年はない』と申し上げたが、(総裁3選を受けて8年目に入り)立派な柿の収穫を行いたい」と、意欲を示した。

さらに「実はこの先があるんです」と思わせぶりに発言。「総裁4選宣言か」と会場がざわつく中「ゆずは9年の花盛り。ゆずまでは、責任を持って大きな花を日本に咲かせたい」と、政権9年となる来年9月の総裁任期まで続ける意向を示した。続けて「梅はすいすい13年、梨はゆるゆる15年、りんごニコニコ25年」と数字を重ね「この収穫は皆さんを中心に得てほしい」と述べたが、さらなる長期政権への意欲ではと、別のざわつきを生んだ。

◆桃栗(くり)三年柿八年 続きには諸説ある。柿の次によく登場するのがゆず。「二十四の瞳」の作家壺井栄さんの記した小豆島の文学碑には「柚の大馬鹿十八年」と記されている。大林宣彦監督の「時をかける少女」(1983年)ではゆずは「9年でなりさがる。梨のばかめは18年」と続く。地方によっても言い回しが異なり、「びわは9年でなりかかる」「梅は酸いとて(酸い酸い)13年」などとも言われる。物事を成し遂げるには時間がかかる例えとして使われる。