米議会占拠 香港デモは「美化」対応の違い中国主張

トランプ支持者による米連邦議会議事堂占拠を受け、ドイツのメルケル首相は7日の声明で「怒りと悲しみを感じた」と述べ、議会に向かうよう支持者に呼び掛けたトランプ氏自身にも責任があると批判した。フランスのマクロン大統領は「任期を終える大統領の支持者が合法な選挙結果を白紙に戻そうとするのは、1人1票という普遍理念への攻撃だ」と非難。欧州連合のミシェル大統領はツイッターで「米議会は民主主義の殿堂」であり「米国がバイデンへの平和的政権移行を実現すると信じている」と訴えた。ボレル外交安全保障上級代表は「これは米国ではない」と強調。英国のジョンソン首相はツイッターで「恥ずべき光景」だと批判した。

一方、中国外務省の華春瑩報道局長は会見で、香港で「逃亡犯条例」改正案に反対する若者らが暴徒化して立法会(議会)を占拠した時には「(米国側は)民主の英雄と呼んで美化した」と指摘し、対応に違いがあると主張した。ロシア上院国際問題委員会のコサチョフ委員長は、トランプ氏を批判しつつも、大統領選での「不正の疑いは濃厚だ。米民主主義は大きく揺らいだ」と述べた。(共同)