対応追われる首都圏中学、オンライン受験や広さ確保

Zoom受験を導入する中学校も

新型コロナウイルス感染拡大を受け政府による緊急事態宣言が再発令されて一夜明けた8日、受験シーズンが本格化している首都圏の中学校ではオンライン受験や広い会場の確保など対応に追われた。

千葉県市川市の昭和学院中はコロナ禍を受け、今回からビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を用いたオンライン受験を初導入。来校しての受験かオンライン受験かを選択できる。担当者はオンライン受験の受験者数を約70人程度とみている。緊急事態宣言の発令で想定以上のオンライン受験の出願があった場合は、サーバーの強化などで対応する予定だという。

受験生はインターネットの接続できる個室を用意し、試験当日の5日前には学校がシステムのチェックを行う。当日は用意した部屋に受験生1人が入室して受験する。ズームのカメラは、受験生と部屋の出入り口が写るように設置して、試験官が受験生の様子を監督する。試験中は大問1問ごとに試験官に答えを見せ、学校は解答の提出状況と試験中の取り組みを終始録画し、試験の公平性も確保していく方針だ。

毎年約6000人が受験する栄東中(さいたま市見沼区)は例年3会場を使い1日で試験を実施しているが、今年は試験日を10日と12日の2日間に増やした。選べるように設定した。市川中(千葉県市川市)は毎年幕張メッセで入学試験を行っており、密を避けるため、今年は例年の1・5倍の広さの3ホールを貸し切った。また、会場入り前の密を緩和するため、開場時間を15分早め、集合時間を15分遅らせるなどの対策を取っている。【沢田直人】

◆1都3県の受験シーズン 中学受験は、東京・神奈川は2月1日から始まる。埼玉は1月10日から、千葉は20日から始まる。公立高校の入試は、東京が2月21日、神奈川は2月15日、埼玉は2月26日、千葉は2月24日、25日で行われる。大学入学共通テストは16日、17日。