ゴーン被告、日本メディア向けの会見でも新情報なし

ゴーン被告、日本メディア向けの会見でも新情報なし

会見するゴーン被告(ロイター=2020年1月8日)

8日の記者会見で一部を除き日本のメディアを排除した日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が10日正午(日本時間午後7時)からベイルートで日本のメディア向けの会見を行った。NHKと小学館の2社を代表に指名し、事前に質問項目を提出させる方式で、脱出方法や事件への日本政府関係者の関与については明かさなかった。

昨年末の脱出については「どのように出国したかは言わない。弁護士も家族も知らなかった。誰にも分からないようにしなければ成功しない」とだけ語った。一部でレバノン軍のトップが協力し、ゴーン被告はレバノン入り後、その人物と面会しているとされることについては「何を根拠に言っているのか。情報源を知りたい」と回答した。

8日の会見では注目されていた日本の政府関係者の名前を明かさなかった。「レバノン政府から圧力があったわけではない。日本とレバノンの間に緊張をもたらしたくなかった」と答えた。事件は日産のクーデターとしていることについては「証拠はある。証言があり、議事録がある。日産の一部の人間と検察と政府関係者が私の逮捕を準備した。裏切られたと思う。私を裏切った人を選んだことを後悔している」と語った。

会見は約30分。日本の司法制度への不満に多くの時間を割き、保釈中、常時尾行されていた話を2回繰り返し、「これが正義と言えるのか」と逆質問した。

8日の会見で日本のメディアを締め出した理由は「150の席しかなかった。日本は読売新聞でも毎日新聞でも違いはない。同じように伝えるからだ」と答えた。