吉村洋文知事、国に対し「議論して方向性示して」5類への見直しの議論も

吉村洋文知事、国に対し「議論して方向性示して」5類への見直しの議論も

会見する大阪府の吉村洋文知事(撮影・松浦隆司)

大阪府の吉村洋文知事(46)が12日、府庁で定例会見を行い、この日の府内の新型コロナウイルスの新規感染者が1700人前後になる見込みであることを明らかにした。感染急拡大を受け、吉村知事は国に対して「オミクロン株とどう向き合うのか、正面から議論して、方向性を示してほしい」と要望した。

吉村知事は「今後、感染が急拡大する可能性がある」と危機感をにじませ「第6波の入り口でこれ(この数字)だと思っている」と述べた。

新型コロナウイルスは、感染症法で危険度が5段階で2番目に高い「2類相当」の指定感染症として位置づけられているが、季節性インフルエンザや麻疹(はしか)などと同じ、最も危険度が低い分類となる5類への見直しの議論もある。

一方で5類にした場合「保健所の関与が少なくなり、各自は病院に行くことになる。ある意味で、行政としては感染のコントロールを放棄することになる。感染の拡大リスクは圧倒的に高くなる」と説明した。

その上で「そのリスクを取ることにより、社会を回していくのか。そこを許容するのかどうか。すべてのクリニックが患者を拒否することなく、受け入れる社会にするなら、国で本質的な議論をしないといけない」と強調し、「オミクロン株とどう向き合うのか。これは国としての方向性の問題だと思う」と主張した。 さらに「正解はないと思う。どっちもノーリスクではない。まさにどっちを選ぶのかということだと思う」とした。