藤井聡太4冠、A級持ち越し「内容的にいろいろなミスが出てしまった」

藤井聡太4冠、A級持ち越し「内容的にいろいろなミスが出てしまった」

対局に臨んだ藤井聡太竜王(日本将棋連盟提供)

将棋の最年少4冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)が最上級のA級昇級を目指す第80期順位戦B級1組11回戦、千田翔太七段(27)戦が13日、大阪市の関西将棋会館で行われ、後手の千田が112手で藤井を下した。

藤井は8勝2敗となった。藤井が本局に勝ち、昇級を争うライバルの結果次第では最上位のA級昇級の可能性があったが、持ち越しとなった。千田は8勝3敗。A級への昇級2枠を巡る戦いは混戦となった。

戦型は相掛かり。夕食休憩までは、形勢は互角で、じっくりした戦いが続いた。終盤、優勢を築いた千田が54手目に後手5八飛成と飛車切りを決行。イッキに踏み込み、勝利をたぐりよせた。

終局後、藤井は「ちょっと内容的にいろいろなミスが出てしまったので、結果は仕方ないと思います。反省して少しでも実力を高めたいと思います」と振り返った。

順位戦は最上位のA級からC級2組までの5クラスに分かれて戦い、A級の優勝者が名人挑戦者となる。谷川浩司九段(59)が持つ名人獲得の史上最年少記録(21歳2カ月)を更新するには、来期のA級1期目で挑戦権を獲得し、名人のタイトルを奪取する必要がある。

次戦は2月3日に阿久津主税八段(39)と対戦する。残り2戦となるが「星取りは考えずに残り2戦に全力を尽くしたいと思います」。「最年少名人」への厳しい道程が続く。【松浦隆司】