千田翔太七段、20年以来の藤井戦2勝目「苦戦を意識していた」

千田翔太七段、20年以来の藤井戦2勝目「苦戦を意識していた」

終局後、感想戦を行う千田翔太七段(日本将棋連盟供)

将棋の最年少4冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)が最上級のA級昇級を目指す第80期順位戦B級1組11回戦、千田翔太七段(27)戦が13日、大阪市の関西将棋会館で行われ、後手の千田が112手で藤井を下した。

藤井は8勝2敗となり、A級昇級の可能性があったが、持ち越しとなった。千田は8勝3敗。A級への昇級2枠を巡る戦いは混戦となった。

戦型は相掛かり。終盤にペースを握り、鮮やかに寄せ切った千田は「中盤の始まりあたりは若干、苦戦を意識していた。桂が跳んでいくだけの軽い攻めだったので、自信が持てなかった」と序盤を振り返った。

終盤になり「優勢から勝勢になったはずだったが、決め手を逃したり、混戦になった」と振り返った。

対藤井戦は、20年2月の朝日杯本戦トーナメント準決勝以来、2度目の白星となった。

最上級のA級へ可能性も残した。順位戦12回戦は抜け番のため、最終13回戦1局のみとなる。「ひとまず残り1局なので、しっかり準備をして臨みたい」と意気込んだ。