ちぃたん☆側「権利侵害ない」酷似疑惑に文書で反論

ちぃたん☆側「権利侵害ない」酷似疑惑に文書で反論

左から「しんじょう君」と「ちぃたん☆」

人気ゆるキャラを巡る場外バトルがぼっ発した。16年「ゆるキャラグランプリ」で優勝した高知県須崎市のキャラクター「しんじょう君」に酷似したキャラクター「ちぃたん☆」に対し、同市が活動停止を求めていた問題で、ちぃたん☆を運営する芸能事務所「クリーブラッツ」(東京)は8日、「権利侵害はない」と文書で反論した。

同社は今回の騒動を謝罪した上で経緯を説明した。ちぃたん☆は、もともと同社が飼育し、SNS上などで注目されていたコツメカワウソ。市の元気創造課の担当者と「しんじょう君」とともに同市のPRを行うことや同市の観光大使就任で合意し、しんじょう君と同じ作者のデザインでキャラクター化が決定したという。デザイナーや着ぐるみの製造会社も、市の担当者から紹介されたとしている。

同社はその後も、着ぐるみなどの制作過程で複数回にわたって担当者にデザインを見せるなどして確認作業を行ったと主張。ちぃたん☆のデザインを利用したいという企業から「しんじょう君」の著作権などを侵害しないかとの確認を求められた際には、市に問い合わせ、「許可は不要」との回答を得たとしている。

須崎市は6日の楠瀬耕介市長の定例会見で、同社が市に無断で、ちぃたん☆の着ぐるみやイラストを国内外で商標出願したり、アニメ化を進めていると指摘。「信頼関係が崩れた」とし、活動休止を求める文書を通知したことを明らかにした。1月には、動物のちぃたん☆を観光大使から解任していた。市は8日、同社の反論について「文書は確認しているが、コメントは控える」とした。

ちぃたん☆は4月からアニメ「妖精ちぃたん☆」(テレビ東京系)の放送が決定している。思わぬ騒動に、テレビ東京では「現時点では新たにコメントできることはございません」と話している。