聖火リレー無観客方針に自治体混乱「報道で知った」

東京オリンピック(五輪)大会組織委員会が新型コロナウイルスの感染拡大を受け、福島県、栃木県、群馬県で行う東京五輪聖火リレーのセレモニーは無観客で行い、沿道での観覧は密集が生じないように呼び掛けるなどの方針を打ち出した一夜明けの18日、一部の自治体では混乱が生じている。

聖火リレー初日の26日に人気グループTOKIOらも走行予定の福島県南相馬市の担当者は「県にも特に連絡がなかったようですが、こちらでは昨日、規模縮小を報道で知りました。予定していたものにどのような影響を与えるのか、県の実行委員会を通じて詳細を確認中ですが、寝耳に水です」と話した。

南相馬市では、市民を含めた約200人のボランティアに対し、当日の集合場所などを記した通知を前日17日に発送したばかり。また、沿道の観客に小旗を振ってランナーを応援してもらうことを企画し、大会組織委にデザインを細かく確認した上で、小旗3000本の発注も済ませていた。「聖火リレーを盛り上げようと各所に呼び掛け、準備を進めてきた。協力の変更をお願いをするにも、細かい取り決めが分からないと。現場レベルでは大変困っています」。組織委は沿道の応援は過度の密集が生じないように呼び掛けたが、市担当者はその定義があいまいなことも指摘。「現時点で何が良くて何が悪いのか、まったく分からない」と戸惑っている。