「世界最小の男の子」の前で聖火リレー 長野2日目

東京五輪の聖火リレーは2日、長野県最終日を迎え、安曇野市では軽井沢町出身の関野佑平さん(14=軽井沢中3年)が、弟や家族を支えてくれた安曇野の町への感謝の気持ちを込めて駆け抜けた。

4人きょうだいの長男。18年10月1日に安曇野市内の長野県立こども病院で生まれた1番下の弟で、体重258グラムで生まれながら、元気に退院した男児としては世界でもっとも小さい竜佑(りゅうすけ)ちゃん(2)ら家族の応援も沿道で受け、力を得た。「走りを見てほしかったのは医療従事者の方や、弟です。世界最小の男児で生まれた竜佑のために走ったので、沿道で見てくれて、走り終わったあとも寄ってきてくれてうれしかったし、大好きです」。聖火を次走者につないだあとは、トーチを片手に、弟も左腕でしっかりと抱き締めた。

竜佑ちゃんは身長約70センチ、体重約6300グラムまで成長。一般の2歳児と比べれば、まだまだ小さいが、聖火リレーの練習時には一緒に走ってくれるほど、元気いっぱいな姿に勇気づけられている。「今日は本当に良い経験になったし、これを今後に生かせれば良い。僕はスキーをやっているので冬季オリンピックに、すごく出たいと思っています」。本番前には「僕の弟は生まれながらに世界チャンピオンですが、僕が小学校の時から取り組んでいるアルペンスキーで金メダルを目指しています」と将来の夢も明かしていた。