大阪府の聖火リレーは無観客、万博記念公園内で実施 スポンサー車両もなし

大阪府の聖火リレーは無観客、万博記念公園内で実施 スポンサー車両もなし

東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の武藤事務総長(2020年3月30日撮影)

東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長が7日、オンライン会見を行い、今月13、14日の2日間にわたり、大阪府の公道で予定していた聖火リレーを中止し、代替案として同府吹田市の万博記念公園内で行うと発表した。

武藤氏は「公園内には人を入れず、希望するランナーに全員に走行いただけるよう準備を進めていく」と、無観客での開催方針も明らかにした。これまでは2日間で計約200人のランナーの走行を想定していた。

また、大阪府においては、聖火ランナーに帯同するスポンサー車両は走行しない方針も明かした。武藤氏は「一般の観客に入っていただかない措置を取るので、スポンサー車両は聖火リレーに帯同する状況は想定されない。そういう方向で調整したいと思っています」と話した。

3月から始まった東京五輪聖火リレーで、1つの自治体での中止は初めて。聖火リレーが途切れてしまうのではとの指摘に対し、武藤氏は「万博記念公園内で行われます。聖火リレーは形は違いますが『行われる』と」と、リレーは途切れないと強調した。公園内での走行場所など、詳細は今後協議していく。

機運醸成の観点から、聖火リレーは公道での走行が中止になると本来の目的を失うとの見方がある。「何ごともなければ、住民の皆さまに応援いただき、その上での機運醸成が望ましい。その理想の姿は変わらない」とした上で「感染リスクを極力抑制するため、違ったやり方を取るのもやむを得ない。むしろ、安心、安全なリレー実施に必要なこと。最も望ましい形と思わないが、いいやり方だと思います」。新型コロナウイルス感染拡大の中では最善の策だと示唆した。【近藤由美子】

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